これを見ている多くの皆さんは、東京での新生活に向けて、
期待と不安の入り混じった心境で毎日を過ごしている頃だと思います。
初めて親元を離れ、たった一人で新しい環境に飛び込むとき、
生活の礎となる“住まい”をどうするかということはとても重要な問題です。
私たち東京学生会館は開館以来数十年以上、新しい環境で頑張る学生たちを数多く見守ってきました。
プライベートを尊重し、見えないところで全力サポートする。
一人暮らしの自由と管理者のいる安心感という
学生寮とマンションの良いところを合わせたような住まいです。
東京学生会館には、学校とはまた違った出会いや経験ができる機会がたくさんあります。
それはこの時期だけに与えられるかけがえのないものばかりです。
その一つ一つがあなたを大きく成長させてくれるでしょう。
あなたにはどんなストーリーが待っているでしょうか。
嬉しいこと、悲しいこと、何かをやり遂げた達成感—。
そのひとつひとつをともに分かち合いたいと、私たちは願っています。
館長メッセージ
東京学生会館 館長
長谷川 真弓
青年の育成に夢をかけて東京学生会館を設立した先代館長につづき、東京学生会館 館長として、また私自身が同世代の子を持つ母親として一番大切にしていることは、子供の良き個性を伸ばし、人と和することができるように“見守る”ということでした。
しかし、3年以上におよぶコロナ禍を経験した今、私たちの“見守り”も色々と変化せざるを得ませんでした。
私が一番大切にしたのは様々な声を“傾聴する”ということです。
特に地方からお子様をお預けになっている親御様の心配事にしっかりと耳を傾け、足りないものがあれば会館運営に反映させていくことを大切にしました。
そのひとつが「完璧な除菌」です。消毒液の設置はもちろんですが、いち早く光触媒による共用部分(メールBOX、エレベーター、ラウンジほか)の抗菌処理を施しました。
また、親御様がお子様に会いに来られた際に、時間を気にせず会館内でゆっくり一緒の時間を過ごしたいとの声から親御様を対象にした「mama papa's Room」を設置し、親御様も宿泊できるようにしました。これにより、在館者の急な体調不良などに駆けつけて看病などができるようになりました。
在館者の皆様の声をいつでも自由に届けられるよう相談・投書箱として「愛館の声」を設置。こちらは会館への要望だけでなく、東京での一人暮らしての困ったことや心配なことなど何でも聞いてほしいことを自由に投書することができます。
これからも“傾聴する”ことを大切に、コロナ禍や世界情勢の緊迫、天変地異の中にあっても負けない心で、在館者ひとりひとりをしっかりと見守ってまいります。
同世代の子を持つ母親として
親御様と心配事を共有し、
傾聴することを
大切にしています。
東京学生会館創業者
長谷川三善・栄子の学生会館への思い
東京学生会館初代館長の長谷川栄子は太平洋戦争中疎開先の栃木県で小学校の教員をした経験から、将来は若人のお世話ができる仕事をしたいと常々考えておりました。
そこで不動産の知識があった初代社長の長谷川三善と意見を交換しながら東京都内で学生たちが安心で快適、そして入館者同士が楽しく交流できる住空間をコンセプトにした学生会館を1982年4月に開業いたしました。
しかし、当時の大田区蒲田周辺にはあまり大きな学校も無く、しかも下宿アパートが一般的だったため、鉄筋コンクリート造ユニットバス完備の家具付き個室はあまりに豪華すぎてなかなか受け入れていただけなかったようです。
それでも「これからの学生は良い環境のもと、質の良い教育と友が必要だ」との思いを貫き、学生とともに語り、悩みごとの相談に乗り、時には親のように叱ったり、まさに東京の両親になった気持ちで接してまいりました。
今ではこのような学生会館は一般的になりましたが、当会館で毎年行われる新入館者歓迎パーティーや学生ラウンジにて行われる各種イベントなどは創業者の思いを現代風にしたものと考えております。
東京学生会館 創業者
長谷川三善(写真中央)、栄子(写真左)
当時のアリゾナ州知事と
今日のライブパーティーの原型となる
当時の東京学生会館のパーティの様子